教育実習の先生 14 彼女

私は毎日鳴らない電話をずっと眺めていた。 あの夜から数週間経ったある日、私は思い切ってもう一度井上先生に電話を掛けた。電話口から先生の声が聞こえた。私「もしもし? 先生?私、ライムです。」井上「おぅ… 元気? そう言えば、お前、この前電話した?」私「ううん。電話してないよ。私じゃないよ。」私は、とっさに嘘をついてしまった。井上「そっか? 小さい声で『あの』って聞こえたから、お前かと…

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教育実習の先生 13 電話口に女性の声

先生とデートしてから数週間が経ったある日の夜、私はどうしても先生の声が聞きたくなった。先生の声が聞きたい。先生からもらった紙切れを握りしめて受話器を取った。ドキドキしながら、間違えないようにひとつひとつボタンを押す。トゥルルルルル… 繋がった。私のドキドキはマックスになった。「はい。」 えっ? 女性…? 誰? 「もしもし? もしもーし」電話口には女性の声。 予想外の事態に私は動…

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教育実習の先生 12 眠れない夜

井上先生に家の近くまで送ってもらった。 自分の部屋に入るとすぐに鍵を掛けて電気をつけた。はーっまだドキドキしている。目を閉じると、先生の顔が浮かぶ。私… 先生とさっきまで一緒にいたんだ…私のファーストキス、先生に奪われちゃった… 情熱的なキス… 先生の唇の感触が残っている。先生に胸を触られちゃった…大きな手だった。そのぬくもりが私の体に残っている。先生から渡された紙切れを広げた。一…

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